池、集い土間、軒下、広間、自然と人の集う地域に開いた家

2016年4月30日

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住まいはその人の生き様を表すと思います。
南部町にとても素敵な生き方をされている、お施主様の終の住み家が完成しました。
地域の人達の和の中で、子どもたちがすくすくと育っていく。
今はなくなりつつある、そんな営み。
地域に開き・人が集まりやすい、このお宅の近隣では、まだまだ残っていました。
私財を投じて、地域の子供が集まりやすいようにと、ミニ図書館を敷地に設立して。
そこの２階は公民館のような集会室があって、そこが南部歌舞伎の保存活動の場となっています。
その敷地での建て替えをと相談を受けました。
敷地を拝見すると、巨木の桜があり、代々受け継がれてきた池があり。
そして、先ほどの文庫がありと、自然と人が集まってくるような、素敵な暮らしをさてていました。
そこに、終の住家として。
そして、息子さんやお孫さんたちに残して受け継いでゆく住処として。
とてもやりがいのある家造りをさせて頂きました。

広い軒下空間

地域の人が集まりやすいように。軒下で一休みできます。
右側奥は、皆で調理ができる集い土間。

敷地の下段から。白いボタンが綺麗に咲いて外壁とのいい組み合わせです。

玄関を入ると、代々受け継いできた池が見えます。

池に出れるように、縁側も付けました。

２階からの池の眺めもいいです。
前の家では見れなかった眺めだそうで、お施主様もとても気に入っています。

広間のような空間。勾配天井で広々と。

広間の東のほうを。外のウッドデッキとのつながり。高窓から遠くの山並みや空も見れて気持ちのいい空間です。

広間を吹抜けの上から見たところ。

キッチンの横にある土間空間、集い土間。以前使っていたキッチンを置いて、地域の寄り合いの時に皆でワイワイと料理をするそうです。
家の建物が出来上がり、これから外溝工事に入ります。
池や石垣等、元々魅力的な要素が多いので、それをどう活かしていくか、とても楽しみです。
さて、こちらのお宅、５月の２８日（土）・２９日（日）で完成見学会を行ないます。
その頃には外溝工事も終わっているでしょう。
場所柄予約制とさせて頂きます。
陽気も良く気持ちのいい時期。なんぶの湯もありますし、ドライブがてら是非お越しください。
詳しくは空間工房LOHASのHPのイベント情報を御覧ください。