今朝は、昨晩のアカデミー賞での日本映画の快挙のニュースにとても胸躍りました。
おくりびと、は公開当初に観てとても気に入った映画でした。
特に感心したのが、この映画が主演の木くんの発案により生まれたということです。
20代にインドを旅する中で、死について考えるようになり、納棺師という職種に興味を持ったとのこと。
私も同様に２０代の時にまとまった期間インドを旅した経験があり、言ってていることにとても共感を覚えました。
インドのガンジス川のほとりに座っていると、次々と死体が運ばれてきて川辺で火葬されます。
見ているとまだ燃えきらない状態で、ガンジス川に投棄されたり。
それを、糧とするワニがいたり。
ふと見ると、火葬もされない死体が上流から流れてきたり。
その前で平然と、ヒンズー教の信者達が沐浴をしていたり。
何と言うか、生と死が身近でつながってそこにあることが実感できる光景でした。
インドでは死は特別なものではなく、生を全うした死体は次の役割として他の生き物の糧として提供される。
いまだにカースト制度による身分差別が残っているかの地では、生の世界への執着度がわれわれ日本人とは全く違うのでしょうね。
一応、輪廻転生を柱とする仏教徒のはしくれではあります。
が、葬儀や法事の時にそれを意識する位で、日常の生活と宗教はとても馴染みが薄いです。
経典も深く読んだことは無いし、それを信条として取り入れているわけでもないので、死後の世界についての位置づけができていないんですよね。
欧米であれば、キリスト教やユダヤ教。
イスラム教にしろヒンズー教にしろ、海外では宗教が自然に生活の身近にあると思います。
キリスト教であれば日曜日に教会にいって、神父様の話を聞いて等。
一方で今の日本では宗教へのタブー感というか、日常生活と宗教との距離がとても大きいように思います。
やはり日本では仏教であり、お寺がその場なのですが、そこと現代の生活観とにだいぶ開きがありますね。
そういうこともあり、今の日本人は死についてのとらえ方、生とのつながり・位置づけというものが昔のようには無いのではないでしょうか。
私がまさにそうですが、やはりそれが無いので死が怖いです。
又、死についてのとらえ方がしっかりできていないので、生がまっとうしきれていないような気もします。
おくりびと　を見ていて納棺師の、おだやかで落ち着いた時には美しさを感じさせる所作の中に日本人らしい繊細な文化を感じました。
一方で、最近では冠婚葬祭がセレモニーのようになっているので、映画で見たような納棺師による情景は今では希少になってしまっていますね。
それはそれとしての現実ではありますが、そもそもこの映画を見るまでは納棺師という存在すら知らなかったわけです。
納棺師の所作という日本的な振る舞いを知ることができたこと。
そこに表れる死への旅立ちの様子。
そんなことを感じさせてくれるいい映画でした。
まだご覧になってない方は是非見てみてください。
同時受賞した短編アニメもとても面白そうでした。
見てみたいのですが、どこかで上映されているのでしょうか？
２００年住宅（超長期優良住宅）、続々と着工していきます。
次の２００年住宅（超長期優良住宅）の完成見学会は３月末に富士宮でおこなう予定です。
このお宅はOMソーラーも搭載しています。
御殿場、長泉でも２００年住宅（超長期優良住宅）を着工しました。
こちらもOMソーラーを搭載しています。
構造見学会を３月末～４月頭でおこなう予定です。
今月末から、富士でも２００年住宅（超長期優良住宅）が着工します。
山を見に行くバスツアーを開催します。
山での伐採～製材・乾燥過程～建築途中の現場～完成現場までを一通りご覧になれるとてもいい機会です。
日時：３月７日（土）
詳しい案内は、LOHASのHPのイベント情報に順次掲載していきます。
地元しずおかの木で、長く快適に住み継げる木の家に住みませんか？
そして、地元の森を元気にして、お子さん・お孫さんの代に豊かな環境を残していきましょう。
空間工房LOHAS（ロハス）のホームページです。
長持ちにこだわったら木造にたどりついた。長持ち木造.com
より良い住宅を造り、しっかり守る
日本の木で、日本の技で日本の家：
全建連の200年住宅（超長期優良住宅）が動き出しました。
現在LOHASの沼津の家が静岡県の第１棟目で着工中。構造見学会を10月25日（土）・26日（日）に行いました。
引き続き、富士宮でも２棟目が上棟しました。こちらはOMソーラーも搭載します。
構造見学会を１１月２９日（土）・３０日（日）で行いました。
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